夢のあとおしプロジェクト 成果発表会

2023年2月25日(土)14:00~

今年度に助成をおこなった夢のあとおしプロジェクト2団体のうち、東明館学園サイエンス部科学班によるプレゼンを実施していただきました。

高度およそ600キロの宇宙を飛行する人工衛星に撮影してもらうことはできたのでしょうか。
基山町の学校では、生徒たちが地上に並べた反射板を使って人工衛星に撮影をしてもらうというプロジェクトに挑戦しました。



基山町の東明館中学校・高校のサイエンス部の生徒たちは、JAXA・宇宙航空研究開発機構が運用する地球観測衛星「だいち2号」に、地上で表した文字などを撮影してもらうというプロジェクトに取り組みました。

1日は、生徒や地元の人などおよそ200人が町内5か所で文字などを作る作業を行い、このうち学校のグラウンドでは、段ボールにアルミシートを張った3枚1組の反射板が32か所に並べられました。

高度600キロ付近を飛行する「だいち2号」は和歌山県上空を通過し、衛星が発射する観測用の電磁波をアルミシートが反射して、画像として撮影され、学校のアルファベットの頭文字「TMK」や、「基山町」を表す「基」や「山」の文字が見事に写されていました。



参加したサイエンス部の生徒は「時間や人手が足りず心配していたので、何とか終わってよかったです。宇宙を通じたプロジェクトで町の活性化に役立ててよかったと思います」と話していました。



部員のほとんどが東明館学園中学3年生で構成されていますが、広報から記者会見、参加者集め、事前説明会、本番実施といったプロジェクトマネージメントを見事にやり遂げてくれました。

最後は、顧問の山下先生による事業説明もしていただき宇宙の奥深さを知ることができました。