2026年10月24日(土)基山フューチャーセンターラボで開催された「まちゼミ」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
天候の心配もありましたが、無事に皆様と有意義な時間を共有できたことを心より嬉しく思います。

今回は、佐賀と長崎の魅力を伝える素敵な雑誌『SとN』などを手掛ける編集者、末﨑光裕さんをお招きし、「雑誌編集の裏側~地方からの出版と情報発信~」をテーマにお話しいただきました。
当日の温かい空気感と、心に残るお話のだったと感じています。

■ 「毎日の選択」はすでに編集作業である
冒頭でハッとさせられたのが、「私たちは日々、生活の中で『編集』を行っている」という言葉でした。 今日どんな服を着るか、何を食べたらハッピーになれるか、家族にどんな表情で「おはよう」と言うか——。
自分がよりハッピーになるほうを探して選ぶこと自体が、すでに「生活編集」なのだそうです。この生活編集のスキルを上げていくと、毎日がもっと楽しくなる。編集とは特別な仕事ではなく、私たちの日常そのものに繋がっているという視点はとても新鮮でした。
■ 半径500mの世界にある「面白いもの」
地方出版の醍醐味は「取材対象者、作り手、読者の距離が近いこと」。「面白そうな人がいる!」と思ったらすぐ会いに行ける距離感が魅力です。
末﨑さんは、世間のトレンドやランキングといった情報に踊らされるのではなく、自分の半径500m以内にある「本当に好きなもの・心惹かれるもの」を見つめることの大切さを語ってくださいました。
世間的にマイナーに見えても、身の回りの大切な人や空間こそが、自分にとっての「メジャー」。そこを大事にすることが豊かさに繋がるのだというメッセージに、深く頷かれた方も多かったように感じます。

■ 紙媒体ならではの「寄り道」の魅力
参加者の方からの「紙媒体の良さとは?」という質問に対し、末﨑さんは「めくる楽しさ」と「寄り道の時間」を挙げられました。
必要な情報を効率よく得るのではなく、行ったり来たりしながら、写真やレイアウトを通じて心がほぐれていく体験。
ふと目にとまったページが、ずっと脳裏に焼き付いて残る——。
そんな、感情をくすぐる温かい体験は、紙媒体ならではの大きな魅力だと。(納得)

「ガードを下げて、いかに相手と人間臭い話をするか」と笑って語る末﨑さん。
その人を温かく見つめる眼差しに、会場全体が優しくほぐされ、あっという間の時間でした。
ご参加いただいた皆様も、今日からご自身の暮らす街や日常の中で、ふとした「面白いもの」を見つける“生活編集”を楽しんでみてはいかがでしょうか?

改めて、ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいお話を聴かせてくださった末﨑光裕さん、本当にありがとうございました!
基山フューチャーセンターラボでは、今後も様々な企画を予定しております。また皆様にお会いできることを楽しみにしております!
